熱中症とは、「熱失神」・「熱疲労」・「熱射病(日射病)」・「熱痙攣」などの総称で、発汗による脱水と末端血管の拡張によって、体全体の血液の循環量が減少した時に発生します。
人間のカラダは暑さによる体温の上昇を防ぐために、皮膚表面より熱を放出したり、汗をかいて、その汗が蒸発する時の気化熱を利用したりするしくみになっています。
ところが、気温が体温より高くなると、熱を放出することが難しくなり、また温度や湿度によっては発汗しても、皮膚からあまり蒸発することなく流れ落ちるようになることがあります。
こうなると皮膚の血管を拡張させ、皮膚の血液量を増加させることによって、熱を放出しようとするのですが、体の水分量が発汗により減少することに伴って、今度は血管が収縮してしまい、さらに熱を放出することが困難になってしまうのです。
そうしたことにより引き起こされる症状としては、痙攣・失神・嘔吐・頭痛・過呼吸・意識障害・多臓器不全などがあり、死に至ることもあります。
◆熱中症の予防
かなり危険で恐ろしい病気と言われる熱中症ですが、案外簡単な方法で回避することができます。
まずは、睡眠不足や疲労などによって、体の抵抗力が弱っているときには、できるだけ外に出たり、直射日光をが当たらないようにすること。
次に、水分補給は欠かさずに、外出する際は、必ず水分をとってから出かけること。
もちろん外出中にもこまめに水分を補給することも大切です。
また、帽子や日傘など直射日光を避けるグッズも携行した方が良いでしょう。
外を歩く時には、できるだけ日陰や木陰など少しでも涼しい場所を選んで歩くようにしましょう。
また暑い日に外出するときには、できるだけ体を締め付けない服装を選ぶよう心がけてください。
◆熱中症にかかったら・・・
万一熱中症の症状が起こった場合は、激しく動くことはやめ、涼しい場所に移動して、衣服を緩め、水分を補給し、体を冷やすようにしてください。
冷たい缶ジュースなどを首の後ろにあてがうと、効果的です。
それでもなお改善が見られない場合は、すみやかに病院に行って診察してもらってください。
成人が1日に必要とする水分量は2リットル以上と言われています。
特に汗を多くかく場合などは、エネルギー変換効率を高める塩分や糖分が含まれたスポーツドリンクなどを飲むようにすると良いでしょう。
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